今井 康雄・兼 未希恵 二人展
2024.3.6(水)~3.18(月) 会期中3.12(火)休廊
12:00〜18:00 ※最終日~17:00
「花」を題材にした二人展です。今井はアクリル絵具で、兼は岩絵具の画材を使って花を表現しています。ぜひ二人の視点の違いや絵肌の違いなどを感じてください。
兼 未希恵
『ハナイチリン３６６』シリーズは366枚を目標に始めた作品です。金色のリボンをつけた一輪の花を人から贈られたら、嬉しさに併せ勇気をもらえると思い、弱い自分にハナイチリンを毎日送るつもりで作品にしています。目標枚数までかなり時間を要します。制作年数を重ねるごとに表現が少しずつ変化していくのも楽しみになるシリーズ作品です。
『ハナイチリン366 No.018ホタルブクロ』17.5×11㎝ シナベニア、白麻紙、岩絵具、2023
『ハナイチリン366 No.019キンシバイ』12×15㎝ シナベニア、白麻紙、岩絵具、2023
今井 康雄
「魂の所在」をテーマに、花を題材に長年制作しています。生きた花を目の前に写生して、花とのやり取りを楽しみながら、それをもとに制作していきます。花と向き合っているといろいろなことを教えてくれるような気がします。ですから、写真を見て描くことはしません。三次元や四次元のものを二次元に変換するのはかつての画家の仕事であったと思うし、私は、その過程の中でこそ何か神秘的な作用が起こっていて、そして、それこそが絵画の魅力であるような気がするので。
『椿（松波）』28.2×18.6 cm 板にアクリル絵の具 2022
Camellia, 28.2 ×18.6 cm, Acrylic on wooden panel, 2022
『皐月』28.4 ×14.6 cm 板にアクリル絵の具 2023
Azalea, 28.4 ×14.6 cm、Acrylic on wooden panel, 2023
– 作家略歴
今井 康雄
1965 年 京都市生まれ
1989 年 京都芸術短期大学造形芸術学科美術専攻日本画コース卒業
1991 年 京都芸術短期大学専攻科美術専攻日本画コース修了
1998 年 英国立ブライトン大学アート、デザイン アンド ヒューマニティーズ学部アート学科ファインアート ぺインティング (BA)卒業
2000 年 英国立ブライトン大学大学院アーツ、デザイン アンド アーキテクチャー学部アーツ アンド コミュニケーション学科ファインアート修了 (MA)
個展
2001 年 ギャラリーマロニエ（京都）同2003 年、2013 年
2003 年 同時代ギャラリー（京都）同 2005 年
2004 年 同時代ギャラリー（京都）（企画展 Kyoto Art Map）
2006 年 石田大成社ホール（企画展）（京都）同2007 年
2014 年 「花と感受性―絵画と素描：ラフカディオ・ハーン、上田秋成らの物語へのオマージュ―」正覚山 妙光寺（京都）
2015 年 「花と感受性Ⅱ－絵画と素描－」TORGALLERY（神戸）
2016 年 「夏草昆虫図襖絵と小品展」正覚山 妙光寺（京都）
2017 年 「春の陰翳」上門前の家、森田設計事務所（京都）
2017 年 「Chrysanthemum」ギャラリーカフェ ＆ バー ハピィ（京都）
2017 年 「花と感受性Ⅲ」正覚山 妙光寺（京都）
2018 年 「花と感受性Ⅳ」正覚山 妙光寺（京都）
2020 年 「―So far, so close― If this world is sufficiently unreal as it is insufficiently real.」Gallerie HannaAst、ベルン、スイス
2020 年 「花と感受性Ⅴ」正覚山 妙光寺（京都）
グループ展等（抜粋）
1997 年
マンモスギャラリー（英国、ロンドン）
2008 年
「尖」（招待作家）京都市美術館（京都）同2014 年
「The NIHONGA-伝統と創造-」京都文化博物館（京都）同 2009 年、2010 年
2011 年
「What is the difference if I am here not here?」
オーストリア人作家ジョジアン・ケラー氏とコラボレーション、JARFO（京都）
2013 年
「日本画家の扇・団扇展」、ギャラリーマロニエ（京都）同 2014 年
2014 年
「drawing of flowers sketch with fabric」Wallow Kaba (水船峰子氏)との二人展、ギャラリーマロニエ（京都）
2015 年
2015 Shoebox Art 巡回展、養泉寺（福知山）、ギャラリー黎（京都）
「Flowers and Insects」小森文雄氏と二人展、正覚山、妙光寺（京都）
2016 年
「Coincidence」麻田宏氏、イトウナホ氏、小森文雄氏との 4 人展、正覚山 妙光寺（京都）
2017 年
「黄金展テンペラ技法への試み」落合浩子氏、竹内淳子氏、タナカミナコ氏との 4 人展、リエノ（京都）
「いま、戦争の兆しに心いたむ美術家たちの作品展」ギャラリー佐野（京都）、GALLERY SUNMOON（舞鶴）
「初めてのリトグラフ」ギャラリーマロニエ（京都）
2018 年
「Flowers and Insects」小森文雄氏と二人展、正覚山、妙光寺（京都）
2019 年
「いま、戦争の兆しに心いたむ美術家たちの作品展2019 京都：沖縄」ギャラリーヒルゲート（京都）、沖縄愛楽園交流会館、南風原文化センター（沖縄）
「自由のはこ展」えがく（京都）
「初めての石版画」ギャラリーマロニエ（京都）
「モノクロ展」えがく（京都）
「Looking for blue」～サイアノタイプを用いた表現を探る～、ギャラリーマロニエ（京都）
「―So far, so close― If this world is sufficiently unreal as it is insufficiently real」石橋秀泰氏と
二人展、正覚山、妙光寺（京都）
2020 年
「Belief and Unbelief（信じることと信じないこと）」ジョシアン・ケラー氏、フクシマカズミ氏との3 人展、同時代ギャラリー（京都）
「Looking for blue Ⅱ」ギャラリーマロニエ（京都）
「Lithographie Vol.4」ギャラリーマロニエ（京都）
2021 年
「今、戦争の兆しに心いたむ美術家たちの作品展」ギャラリーヒルゲート（京都）
「自我像展」ギャラリーマロニエ (京都)
「All in Twilight－今井康雄、小森文雄、石橋秀泰 三人展」正覚山 妙光寺 (京都)
2022 年
『夢爲胡蝶』―A Dream within a Dream―ゆめのまたゆめ」今井康雄、小森文雄、イトウナホ、
石橋秀泰 四人展、正覚山妙光寺（京都）
「Lithographic Vol.5」ギャラリーマロニエ、ギャラリーヒルゲート（京都）
「今井康雄・兼未希恵 二人展」招山由比ガ浜（鎌倉）
「空華 KŪGHE 今井康雄、中尾美薗、竹内淳子、三橋登美栄」ギャラリー揺（京都）
2023 年
「余花―yokwa―」今井康雄、小森文雄、イトウナホ、石橋秀泰 四人展、正覚山 妙光寺（京都）
「2023 Shoebox Art 巡回展」あうる京北 京都府立ゼミナールハウス、Gallery 黎begin（京都）
「生あるもの展」ギャラリー恵風（京都）
「因縁生起―Fate and Occurrence―」今井康雄、小森文雄、イトウナホ、石橋秀泰 四人展、正覚山妙光寺（京都）
賞
1989 年 京都芸術短期大学卒業制作展にて奨励賞1998 年 英国立ブライトン大学卒業制作展にてザ・バート・ブリル アンド カーデンズ・スチューデントアワード受賞
パブリックコレクション
英国立ブライトン大学、ザ・オードリッチ・コレクション（英国）
プライベートコレクション
アメリカ合衆国、英国、フランス、スペイン、スイス
その他
2015-19、22、23 年 伏見稲荷大社 本宮祭 燈籠画 献画（京都）
2018 年 「阿弥陀如来二十五菩薩来迎図襖絵」西光寺（京都）
2018 年 「夏草昆蟲図襖絵」正覚山妙光寺（京都）
2019 年 祇園祭蟷螂山手拭、T シャツデザイン（京都）
兼 未希恵
1977年 東京都生まれ
2001年 京都芸術短期大学造形芸術学科美術専攻日本画コース 卒業(同年大学へ編入)
2003年 京都造形芸術大学(現在:京都芸術大学)美術工芸学科日本画コース 卒業
2005年
画心展/東京
京都府美術工芸新鋭選抜展/京都
2006年
VOCA 展/東京
2008年
第 7 回菅楯彦大賞展/鳥取
2010年
The NIHONGA 展/京都(ʼ12〜ʻ18 年の内5回参加)
画心展/東京・京都
2011年
アートフェアー東京・鈴木美術画廊・三人展/東京
2013年
アートフェアー東京・鈴木美術画廊・三人展/東京
2018年
第 7 回 Artist Group 風/東京
2019年
第 7 回 Artist Group 風 小作品展 花信展/東京・大阪・京都 上野比佐子・兼未希恵二人展・Gallery 子の星/東京
2020年
第 8 回郷さくら美術館桜花賞展/東京
2022年
今井康雄・兼未希恵二人展・UMI 招山由比ガ浜ギャラリー/神奈川
受賞
2005年 京都府美術工芸新鋭選抜展・優秀賞
2006年 VOCA 展・佳作賞
2018年 第 7 回 Artist Group 風・入賞
2020年 第 8 回郷さくら美術館桜花賞展・奨励賞
