2025.1.27(月)~2.2(日) 真鍋 修 日本画展 一年のこと /planned by NENOHOSHI

真鍋 修 日本画展 一年のこと / planned by NENOHOSHI
2025.1.27(月)〜2.2(日)
12:00〜18:30 ※最終日16:00まで

⚫︎オンラインショップ(新作の掲載は2025.1.30頃を予定しております。)

日本画家真鍋修の新作個展を開催いたします。
幼き日の眼差しや感動する心を忘れずに、記憶に残る大事なもの、日常の中の小さな感動をモチーフとして風景や動植物、人物を描いた日本画作品のほか、水彩・墨による素描を展示。

「シロツメクサとうさぎ」 
F6,紙本着彩,2025年

真鍋 修 (まなべ おさむ)
香川県観音寺市生まれ
創画会会員

今回の個展のテーマは何だろう、と描いた絵を見ながら考えているところです。
先にテーマを決めて、制作を始めるというのが、多くの作家の手順だとすると、
自分のそれは、まとまりがないもので、困ってしまいますが、
もう大学を出て以来、ずっと、絵が先、コンセプトは後付け、です。
自分が選ぶモチーフに関しては、共通点があるようにも思います。

小学校の図画の宿題で、何回も家の猫、近所の野良猫を描いて出していました。
自分の家の裏庭の縁側で、足の悪い白黒猫と日向ぼっこをしていたこと、
長い長い子供の暇な時間を、草むらでで虫を探していたこと、ハサミムシなどを探して地面の石をめくっていたこと、建築現場のすみにあった砂山の中に、小さい貝殻があるのを探して集めていたこと、
家の前に停めてあった車、近所のおじさんのオートバイ、家族旅行で高知に行って、海がきれいで驚いたこと、
考えてみると、今描いているものは、小さい時に見ていたものに
大体繋がっているようです。

年齢のいった今の自分が、子供の時と全く同じ感覚で物をみることは出来ませんが、これだけ時間がたってもまだ覚えているのが不思議です。
そしていまでも、日本のいろんな場所で、友達の少ない子供が、
砂山で貝殻をさがしたり、虫を探して石を裏返したりしているのだろうと
想像してみたりします。
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